キュウジ・フジカワはまだ、カブスのことをよく知らない。しかし数日後にはフィッチパークのクラブハウスで、二塁手のダーウイン・バーニーと外野手のデビッド・デヘスースの間のロッカーにいることになる。

「いい奴らだよ」その日本人投手は英語で言った。

カブスの投手と捕手が正式にフィッチ・パークに集合する日曜日、1週間前にアリゾナに入ったフジカワは、4度目のブルペンセッションを行う予定だ。選手たちは月曜日に身体検査を受けて、この場所で行われる最後の練習の初日を火曜日に迎える。野手はそれから1週間以内にキャンプ地入りして、最初の正式な全体練習は2月17日に行われる。カブスは2014年に、新しいトレーニング場所の西メサに移る。

カブスのスプリングトレーニング・キャンプに参加する62名の選手の半分以上が、すでにフィッチで練習を始めている。それには12月にシカゴと2年契約を結んだ元阪神タイガースのクローザーであるフジカワも含まれる。

「準備はできている」彼はふたたび、英語で言った。

フジカワは、2008年から'11年にチームにいた外野手のコウスケ・フクドメに続くカブスの二人目の日本人選手だ。その二人は、メジャーリーグへの適応やリグレー・フィールドについて話をしていないが、フジカワは他の日本人選手からアドバイスを受けた。

「みんなに、自分自身を失わずに、変え過ぎないことが重要だって言われた」彼は通訳のリョー・シンカワを通して言った。

彼の家族は今、日本にいる。

「この挑戦を成功させるために、野球に集中したい。成功することが先」彼は言った。

カブスは、肘のケガからの復帰を目指す投手のマット・ガーザと、昨年の4月にトミー・ジョン手術を受けたスコット・ベーカーを注意深く観察するだろう。そして同時に、ドミニカ共和国で女性に対する家庭内暴力で捕まっているクローザーのカーロス・マーモルからも目を離せない。マーモルは金曜日、ドミニカの裁判所に現れた。彼は日曜日にアリゾナ入りの予定だ。

マーモルの法律上の問題について、フジカワは知らないと言った。そして彼は、これまでにカブスのクローザーを奪うことは考えたことはないと言った。

「それは僕じゃなくてコーチが決めることだから」フジカワは言った。「僕の仕事はアウトを取ること。僕はそれをしながら、コーチの決断をむずかしくしたい」

カブスの投手コーチ、クリス・ボジオとフジカワのコミュニケーションは、すこし危なっかしいものになるかもしれない。カブスのデール・スベウム監督は、彼が日本語を理解できないことを認めた。

「(ボジオは)良い人。日本語はなにも通じないけど」フジカワは言った。

メジャーリーグ球団のオーナーたちは今年から、監督やコーチがマウンドに行くときに、もし必要なら通訳を連れて行くことを認めた。

「僕の立場から言えば、それは確かに助けになる」フジカワは言った。

シンカワが、投手交代を告げることになるのだろうか?

「グッド・アイデア」フジカワは英語で言ったあとに微笑んだ。

参考記事:Fujikawa's transition begins as Cubs report to camp By Carrie Muskat / MLB.com