シアトル・マリナーズは、彼らのスーパースター投手であるフェリックス・ヘルナンデスとの契約延長交渉を始めることを望んでいると言われているが、事情通がCBSSports.comに話したところによると、現時点で本格的な話し合いは行われていない。そしてもしマリナーズが、2年残っているヘルナンデスの契約の、今週報じられたような4年の延長を望んでいるのなら、それが話し合いを始めるきっかけになることはないだろう。

これまでにシアトルに留まりたいと数回にわたって表明しているヘルナンデスは、少なくとも6年の延長を見据えていると言われている。そのような契約になれば、少なくとも総額において最高額の投手になるだろう。

事情を知る人物によれば、現在行われている話し合いのなかで魅力的で具体的なオファーは出されいない。

ヘルナンデスは昨年行われた複数のインタビューで、シアトルという土地とマリナーズを愛していると明らかにしているが、これまでのところ契約延長、特にチームに優しい契約を急ぐといった素振りは見せていない。マリナーズが1年あたり25百万ドルで4年の契約延長を考えていたことと、そのようなオファーが提示されたのか、それとも打診があったのかがわからないこと。そして話し合いをよく知る人物が、そのような提案は球界で3本の指に入るとみんなが考えている先発投手にとって、話し合いのきっかけにはならないと示唆したと数日前にFoxsports.comが伝えた。

CC・サバシア、コール・ハメルズ、そしてザック・グレンキーが1年あたり23百万ドルから25百万ドルの契約を結び、そしてヘルナンデスに加えてジャスティン・バーランダーとクレイトン・カーショーが、25百万ドル超を目指していることで、契約年数は球界トップの投手と契約を結ぶ時の大きな問題となりそうだ。契約期間は特別な投手と契約を結ぶときに、マネジメント側の人間の大きな課題となっている。

まだ26歳のヘルナンデスは、契約が終了する2年後に、球界で最高年俸の投手になるチャンスがあることを理解している。もしもいま彼が4年100百万ドルで契約延長をしたら、この先6年間の彼は、最近それぞれ144百万ドルと147百万ドルの契約にサインしたコール・ハメルズとザック・グレンキーよりも安い金額になることが確定する。

バーランダー、そしてカーショーと共に球界で3本の指に入ると考えられているヘルナンデスは、現在の5年78百万ドルの契約のうち、2年39.5百万ドルが残っている。したがって100百万ドルで契約延長すれば6年で139.5百万ドルとなり、それはハメルズとグレンキーを下回る。CC.サバシアの7年161百万ドルの契約が、投手でこれまでの最高である。

しかし報じられた25百万ドルの契約延長は、(その4年間に関しては)1年あたりで歴代最高となる。ヘルナンデスはフリーエージェントになるまで待てば、バーランダーとカーショーの状況しだいで、球界で最高総額の投手になる可能性がある。昨シーズンのヘルナンデスは、13勝9敗、防御率3.06だった。彼はまた完全試合を成しとげ、12試合で8イニングを1失点以下に抑え、サイ・ヤング賞投票では4位となった。

フリーエージェントになるまで同じく2年のバーランダーは、ヘルナンデスより3歳年上の29歳で、カーショーは2歳年下の24歳だ。カーショーはフリーエージェントになるまで3年ある。最近の報道ではバーランダーとカーショーはいずれも、契約に関する話し合いをしていない。

マリナーズのジャック・ズレンシックGMはいつもどおり、チームはヘルナンデスと長期契約を結ぶことに注力していて、彼をトレードすることはないと言う以外、キング・フェリックスの状況についてのコメントを拒否している。ヘルナンデスの代理人であるオクタゴン・エージェンシーの野球部門長アラン・ネロも、コメントを拒否している。

マリナーズは今冬、フリーエージェントとの契約に苦労したが、キング・フェリックスが長期契約を結んでプレーするのにシアトルが最高の場所であるというメッセージを、補強しなければならなかった。情報提供者によれば、エンゼルスと5年125百万ドルの契約を結ぶ前のジョシュ・ハミルトンに、彼らは4年プラス2年のオプションで100百万ドル弱のオファーを出した。

マリナーズはまた、ジャスティン・アップトンから拒否された。アップトンはマリナーズとダイヤモンドバックスがトレードに合意したあとにトレード拒否条項を発動したのだ。そしてフリーエージェントのマイケル・ボーンと契約交渉をしている。今冬のシアトルは40歳のラウル・イバネスとシアトル在住で昨シーズン打率.165だったジェーソン・ベイの二人のフリーエージェントと契約した。

参考記事:King Felix, in no hurry to extend deal, likely seeks 6 extra years, not 4 By Jon Heyman | Baseball Insider