無題クリス・パーメリーがライン際に打ったゴロを、レンジャーズの一塁手、ブランドン・スナイダーがすくい上げた。彼はベースカバーに来たジョー・ネイサンに声をかけてから自分でベースを踏み、そのボールをもったままレンジャーズ恒例の勝利の列に向かった。

最終的にそのボールは、 土曜日午後のターゲット・フィールドで行われたツインズ戦に6-2で勝利した忘れられない記念品として、リリーバーのロビー・ロスのブルージーンズのポケットに収まった。

「初勝利だよ、初勝利・・・。凄く嬉しい」ロスは言った。彼は6回ツーアウト満塁でユウ・ダルビッシュをリリーフして、その勝利を勝ち取った。それはその日の午後の最も重要なアウトだった。

スナイダーもまた、今シーズン初めて先発出場をしたその日を楽しんだ。2-2の均衡を破る、その日3本目のヒットを7回に打ち、2点を取るきっかけを作った。テキサスは9試合で7勝目になる勝利を掴んだ。

「先発するチャンスを貰ったら、いつだってああいうふうに貢献する。それは忘れない」スナイダーは言った。「僕が一番忘れないのは、勝つと言うこと」

レンジャーズは、勝つことが出来た。そしてネイサンは、昨年までの所属チームと対戦するためにターゲット・フィールドに初めてお目見えして最後の3つのアウトを取ったが、それはセーブがつかないシチュエーションだった。2004年-11年にツインズに在籍したネイサンは、9回に3者連続でアウトにする前にジャスティン・モーノウにシングル、そしてジョシュ・ウィリンガムに二塁打を打たれていた。

「楽しかった。かつてのチームメイトとの対戦を楽しめた」ネイサンは言った。「モーノウに打たれたやつ、僕はこれから先も、彼にヒットを打たれるって解った。だけど、僕は楽しかった。点を与えずにイニングを終わらせるとが出来て、気分が良かった。スプリングトレーニングの時から数えても、そう感じたのは初めてじゃないかな。僕が続けてきたことで、点を与えなかった」

ダルビッシュは、まだ6回を投げ切ったことがないレンジャーズの唯一の先発投手なのにも関わらず、彼が先発した試合は2勝0敗だ。しかし彼は最初の登板より良くなっていて、5 2/3イニングで被安打6、与四球4、4奪三振、2失点だった。同じだけ投げた最初の先発のマリナーズ戦で5失点だったことを考えれば、ダルビッシュの今日の投球は、良くなっているとロン・ワシントン監督には見えた。

「彼はとても良くなった」ワシントンは言った。「もし私たちが、彼の背後でもう少し助けていれば、彼は6回を無失点に出来たはずだ。彼はとてもよいコントロールを持っていて、それはまだ調整中だ。次に投げる時は・・・、どうなるかわからないけど、彼は確かに正しい方向に進んでいる」

2回の先発で11 1/3イニングを投げたダルビッシュは、17本のヒットを打たれ、9個の四球を与え、2つの死球を与えた。被打率は.340だが、土曜日の午後にスコアリングポジションにランナーがいた時は、9打数2安打とダメージを最小限に抑えた。9試合が終わったところで、スコアリングポジションにランナーが居る時のレンジャーズ投手陣の被打率は.178だ。

「打たれたけど、全部が強い当たりというわけではなかった」ダルビッシュは言った。「何本かは内野安打だった。僕はまだ適応している最中。今の時点で何も問題がなく、何の心配もなく日本と同じ数字を出していたら、僕は天才だよ」

ダルビッシュが、土曜日の試合で三者凡退に抑えたのは1回だけだった。彼は最後の3人も含めて、6イニング中4イニングで複数のランナーを出した。それはダルビッシュには負担になったが、彼はまたひとつのプレーで自分自身を助けた。

ツインズがツーアウト3塁の時、ダルビッシュがキャッチャーのマイク・ナポリに投げたスライダーは、ワンバウンドになった。ボールは左側に抜けていったが、それはそんなに遠くまで行かなかった。ナポリがボールに飛びつき、投げると同時にライアン・ドーミットは、ホームに突っ込んだ。しかしダルビッシュが、そこで彼をアウトにして、その回を終わらせた。

「投げた瞬間に、ワイルドピッチになるって思った」ダルビッシュは言った。「僕は、投げてすぐに走った」

ダルビッシュは3回にジョシュ・ハミルトンの425フィートのホームランで2-1のリードを与えられ、5回には満塁のピンチにライアン・ドーミットを三振にした。しかしツインズは、6回ツーアウトからデナード・スパンの二塁打で、スコアをタイに戻した。その後ダルビッシュは、ジェイミー・キャロルに四球、ジョー・マウアーには死球を与えて満塁とした。そして打者がモーノウとなった時、ワシントンはロスを呼び出した。

「私はモーノウに、どんなチャンスも与えたくなかった」ワシントンは言った。「一振りで4点だからね」

彼はロスにボールを渡した。ロスは、メジャーリーグ二度目の登板だった。しかしこれが、彼がロスターにいる理由で、彼はモーノウをアウトに取り、そのイニングを終わらすことができた。その後レンジャーズは、7回の始めにエイドリアン・ベルトレーとマイケル・ヤングのタイムリーで彼に勝利投手をプレゼントした。

「僕が初めてメジャーで投げた時よりも、もっとナーバスになる状況だった」ロスは言った。「”よし、行くぞ。やってやろうじゃないか”みたいな感じ」

彼はやった。そして彼には忘れられない午後になった。

参考記事:Darvish fades, but Texas' late surge secures win By T.R. Sullivan / MLB.com | 4/14/2012 6:56 PM ET
http://texas.rangers.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2012_04_14_texmlb_minmlb_1&mode=recap&c_id=tex