ユウ・ダルビッシュの最新の試合後の記者会見の会場は、Drペッパー・ボールパークの野外だった。彼は通常ファンがピクニックをするエリアの木陰にあるテラスに座った。それはレフトのライン際にあるビーチハウス風の2回建ての建物の後ろ側だった。

多くのカメラマンとレポーターが彼を取り囲み、その間ファンは腰の高さの金網フェンスの向こう側から自分のカメラで写真を取っていた。これはアリゾナのマイナーリーグのクラブハウスで使っている間に合わせのテントとは若干違ったが、彼の返事はいつもと同じだった。

レンジャーズの先発4番手投手は、まだ本当のメジャーリーグの試合で投げていないが、依然としてメディアの注目を集めている。しかし彼は、レンジャースが2Aのフリスコ・ラフライダーズに6-1で勝利した水曜日午後の試合で、4回無失点でとても良い投球を見せた。

Darvish on final spring outing 

「素晴らしい」レンジャーズのロン・ワシントン監督は言った。「彼は良かった。彼(のシンカー)は良く走っていた。彼は全ての球種を投げて、球は低めに集まっていた。良い仕事だった」

ダルビッシュの次の登板は、オープン戦ではない。彼は月曜日の夜、レンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントンでイチロー・スズキがいるマリナーズと対戦する予定だ。

「今までと同じようにやりたい」ダルビッシュは言った。「日本でも、開幕戦はあまり意識しないようにしてきた。僕はひとつの先発だと思って、これからの4日間の準備を続けるつもり」

それは開幕戦ではない。それは金曜日夜のホワイトソックス戦で、コルビー・ルイスが投げる。ダルビッシュは4番手、デレク・ホランドとマット・ハリソンの次になる自分の順番を待つことになる。ネフタリ・フェリスは、ダルビッシュに続いて木曜日の練習試合で投げる予定だ。

「彼には完璧な位置だ」ワシントンは言った。「彼をそこに置いて、そのうち彼は上に行く必要があるというのを私たちに知らせてくれるだろう。今現在、私は決めたことに満足している」

レンジャーズは96勝した昨シーズンのチームから、5人のうちの3人の先発を引き継いだ。ローテーションの大きな存在だったC.J.ウィルソンとアレクシー・オガンドが入っていた2011年のローテーションは、リーグトップとなる74勝、3位の防御率は3.37、994イニングの投球回数は5位だった。

スプリングトレーニングは、新しいローテーションを見極めるための最初の機会だった。そして現在の5人は、紅白戦、マイナーリーグとの試合、カクタスリーグを含めた全員の先発で防御率3.37だった。

「私はとても嬉しい」マイク・マダックス投手コーチは言った。「コルビーは・・・、試合で私たちを引っ張ってくれるリーダーだと言うところを見せてくれた。デレクは昨年から成長中だし、マットはこの春素晴らしかった。・・・ホランドとハリソンは本当に成長した。ユウは私たちの大きな補強になった。そしてネフタリは明日、最後の調整をする」

彼らの後ろのブルペンには、オガンドとスコット・フェルドマンがいる。

「こんな投手陣を揃えられるなんて、監督にとっては夢みたいだ」ワシントンは言った。

レンジャーズは、ルイスが何をしてくれるのかを判っている。彼は2年間このチームにいて、2回とも同じだった。レギュラーシーズンの間は安定していて、プレーオフには特別に良くなる。

他の4人については、未知数なところがある。しかしホランドは2011年に16勝を挙げていて、レンジャーズは彼がリーグを代表する投手の一人になる寸前であることが判っている。レンジャーズはスプリングトレーニング中に、彼と5年間の契約延長をした。ハリソンもまた、2011年に14勝とブレイクし、この春の防御率1.13とみんなをきりきり舞いさせた。

「彼は初めから終わりまで良かった」ワシントンは言った。「すべての投球で低めにボールを集めていた。彼はそれを続ける必要がある。ホランドは最後の方に少し打たれたけど、以前のホランドと違うのは、それでも諦めなかったことだ。彼は何失点かしたけど、イニングを諦めたりしなかった。それは成熟してきている証だ」 

フェリスがクローザーから先発に移ることに成功すれば、誰よりも良い終わりを迎えるかもしれない。レンジャーズは、それには1年かそれ以上が必要で、忍耐を強いることになるかもしれないことが判っている。

「私はフェリスに、完璧は期待していない」ワシントンは言った。「やって行けば、アウトを取らなければならない時もあるし、やって行けば誰かをアウトにできるようにもなるだろう。彼はベストな状態でない時に、試合でアウトをとるイメージをしなければならない。しかし私たちは、彼にチャンスを与えて使い続ける」

彼の肩に多少の懸念はあるが、フェリスの大きなプロジェクトは緩い投球を開発することで、彼の先発への転向が成功するかはそれで決まるかも知れない。彼のファストボールは、クローザーとしての成功を彼に与えた。

「それらはとても良くなってきた」ワシントンは言った。「彼はいくつか変化球を加えて、チェンジアップも加えた。時々彼は変化球に頼りすぎるし、時々チェンジアップを投げすぎる。重要なのは、それらを混ぜて投げることだ。ファストボールを忘れてはならない。彼は速球派の投手だ。だけど投球の幅を拡げることを続けて行く」

日本で1番手の先発投手で、ディフェンディング・アメリカンリーグ・チャンピオンチームでは4番手のダルビッシュは、誰よりも大きな変化をすることになるだろう。キャンプの初めには、制球が定まらない時もあった。しかしレンジャーズは水曜日の投球の後、チームの最も重要な場所の一つであるローテーションの中で、適切な場所に入れた彼の準備が出来たと信じている。

「彼は凄い前評判でここにやってきて、最初の2試合は不安定だった」マダックスは言った。「だけど彼は、登板する度に良くなっていった。私は最初から期待しすぎるのはフェアでないと思っていた。だけど今日見た所では、私たちが月曜日に見るのは、本物だよ」

参考記事:Darvish ready to add to formidable rotation By T.R. Sullivan / MLB.com | 04/04/12 9:00 PM ET
http://texas.rangers.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20120404&content_id=27935974&vkey=news_tex&c_id=tex