テキサスでのユウ・ダルビッシュの時代が、水曜日の爽快な午後にピオリア・スポーツ・コンプレックスで行われたパドレス戦で、いつも通りのやり方で始まった。

レンジャーズのメンバーとしてのダルビッシュの最初の投球は、パドレスのキャメロン・メイビンに対して投げたファストボールのストライクだった。5球後、ダルビッシュは6-2の勝利に貢献する最初の奪三振を記録した。

「感覚的には、まだシーズン中の感じには程遠いけど、投げられてよかった」ダルビッシュは言った。

Darvish on spring debut 

全部でダルビッシュは、2イニングを投げて二つのヒットを許した。彼はその午後に対戦した8人の打者のうち、7人に対し1球目をストライクに投げた。安定したファストボールと変化球を混ぜた投球だった。ダルビッシュが投げた36球のうち、26球がストライクだった。

「ぜんぜん緊張しなかった」ダルビッシュは言った。「何人かの選手から、試合前にそれについてからかわれた。僕が”してない”って言ったら、彼らは”してる!してる!”って」

最初の打者のメイビンが三振した後、パドレスの二塁手、オーランド・ハドソンが1-2のカウントから、ライトへ二塁打を打った。次の打者ヘスス・グスマンはカウント0-2からゆるいセンターフライだった。カルロス・クエンティンは、1回の最後に変化球で三振した。

ダルビッシュは、その回に全部で19球投げた。

パドレスのライト、ウィル・ベナブルは2回の始めにカウント1-2からセンターフェンスに直撃する二塁打を打った。ダルビッシュがその身体能力を見せたのは次の打者のマーク・コッツェーが一塁手のマイケル・ヤングに強い打球を打ち、一塁へのカバーへ入った時だった。その後彼は、ジェームス・ダーネルの高く跳ねたピッチャーゴロを取り、ホームに居るキャッチャーのヨービット・トレアルバに投げた。トレアルバはベナブルをアウトにし、この回2つ目のアウトを取った。

ダルビッシュは、5球でジョン・ベーカーを三振に取り、その午後の彼の最後のアウトを取った。

「最初に、僕は敵チームの打者と対戦することが出来て良かった」ダルビッシュは言った。「フォーシーム・ファストボールとスライダーを投げた。まだシーズンの前の段階だから、今日の良くなかった部分についてはそんなに心配していない。今日は、投げられて良かった」

ダルビッシュは1月にレンジャーズと6年56百万ドルの契約を結んだ。昨年は日本のパシフィック・リーグ、日本ハムファイターズで28試合、232イニングを投げて18勝6敗、防御率1.44を記録した。

過去5年間で、ダルビッシュは1,024イニングを投げて76勝28敗、1,083奪三振、与四球221だった。彼は2回、パシフックリーグで防御率トップになっていて、2007年には日本のトップ投手に与えられる沢村賞を獲得している。

「私はまだ、悪いところを見ていない」レンジャースのロン・ワシントン監督は言った。「彼は私たちがすることの全てに参加し、一生懸命それに取り組む。それは日本人選手の特徴だね。彼らはシンプルなことでも、熱心に取り組むんだ」

参考記事:Darvish causes stir with electric debut By Jesse Sanchez / MLB.com | 03/07/12 6:07 PM EST
http://texas.rangers.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20120307&content_id=27085430&vkey=news_tex&c_id=tex