Seattle Mariners Manager Eric Wedge, center, speaks with Oakland Athletics Manager Bob Melvin, left, and Mariners special consultant Ken Griffey Jr., sitting beside him, at a press conference in Tokyo, Monday, Jan. 16, 2012. The Mariners and Athletics will open next season in Japan with a two-game series at the Tokyo Dome on March 28 and 29. Photo: Shizuo Kambayashi / AP 

ヒデキ・マツイがいても、いなくても、オークランド・アスレチックスのボブ・メルビン監督は日本で行われる2012年シーズンの開幕戦を楽しみにしている。

アスレチックスとマリナーズは3月28日と29日に東京ドームで2試合のレギュラーシーズン開幕シリーズを迎える。そのシリーズで、マツイとイチロー・スズキの二人の日本人選手の競演を多くの人が望んでいたが、メルビンは37才のフリーエージェントのマツイとは再契約しないだろうと言った。

「昨年の私たちに、マツイは素晴らしくフィットして、私たちは彼がチームにいて本当に良かったと思っている」 月曜日に行われた記者会見でメルビンは言った。「今年は私たちにフィットしないと思う。私たちが進めている構想的にね」

オークランドで1年目だった昨年のマツイは、141試合でキャリアワーストの打率.251、12本塁打、72打点しか打てなかった。 ニューヨーク・ヤンキースに戻るのか、日本球界に戻るのか、引退するのかなど、彼が2012年に復活できるのかは、日本で注目されている。

シアトルとオークランドは2003年の3月もそこで対戦する予定で、その時メルビンはマリナーズの監督だった。しかしそれはイラク戦争の影響でキャンセルされた。今回はアスレチックスのホームゲームとして開催される。

この2チームは3月22日にスプリングトレーニングを行なっているアリゾナを出発し、3月30日にアリゾナに戻ってくる。彼らは3月25日と26日に日本のプロ野球チーム、読売ジャイアンツと阪神タイガースとオープン戦を行う。

今回はニューヨーク・メッツ対シカゴ・カブス(2000年)、ニューヨーク・ヤンキース対タンパベイ(2004年)そしてボストン対オークランド(2008年)に続いて4回目の開催だ。

「私はここでのすべてのことを楽しみにしている」シアトルのエリック・ウエッジ監督は言った。「どれくらいファンに楽しんでもらうか、練習や全てのことはそうするために行なっている。そこで良いプレーを見せることを約束する」

「2003年、私はエリックのチームをここに連れてくる予定だった」メルビンは言った。「しかし、それはできなかった。なのでマリナーズとここに来ることは、私たちにとってとても特別なことで、私はこのシリーズを本当に楽しみにしている」

MLBとその選手組合はこのシリーズで、昨年日本を襲った震災からの復興を支援すると述べた。

スズキもまた2011年は苦難に陥った。キャリアワーストの打率.272、184安打、200安打を逃したのは彼のキャリアで初めての事だった。他の成績、出塁率、内野安打数、本塁打数も軒並み落ちており、三振はキャリアハイの69だった。

かつてのシアトルのスーパースター、現在シアトルのスペシャルコンサルタントを務めるケン・グリフィーJrは、スズキは今シーズン盛り返すと思うと言った。

「イチローは大丈夫だ。二人(メルビンとウエッジ)にもし彼が184安打で終わっても、彼に文句が言えるか聞いてみなよ」グリフィーは言った。「だけど彼は特別な能力を持った選手だ。彼はキャリアで1回躓いただけで、私たちは来年この事について話していないだろう。彼は今シーズンもいつもどおりに、事も無げにやってのけるだろうね」

参考記事:Mariners, Oakland managers excited about Japan series By JIM ARMSTRONG, ASSOCIATED PRESS 
Published 01:21 p.m., Monday, January 16, 2012
http://www.seattlepi.com/sports/baseball/article/Mariners-Oakland-managers-excited-about-Japan-2571765.php