シーズンが終わったとき、シアトル・マリナーズのショート選手ブレンダン・ライアンは、右を向くことも左を向くことも出来なかった。そしてそれは、数週間続いた。

それから約1ヶ月半経った今、ライアンの首は、やっとほぼ普通どおりに動くようになった。しかし、バットを振るまでには至っていない。

エネルギッシュな性格で今シーズンを全速力で駆け抜けたライアンは現在、野球について最小限の事しかできない。

「バットを手にしながら、テレビを見ている」彼はロスアンゼルスにある自宅で言った。「もう少しだよ。だいぶ良くなった。だけど自分では、もっと早く良くなると思っていたけどね」

29才のライアンは、8月にファールフライを追いかけて三塁手のアダム・ケネディと交錯した。それまで堅実なプレーを見せていた彼に下された診断は、右肩関節の負傷だった。

長い時間体を動かした後は、今でも違和感があるとライアンは言った。

「 一日の終わりに、少し痛みが出るんだ。それは”関連痛”って言うらしい」ライアンは言った。「右の肩甲骨の下辺りなんだけど、押されているような感じ、トレーニングしたあと数日ね。彼らは、疲労だって言うけど」

「トレーニングは、筋力強化とストレッチ、可動範囲が元に戻るように。首が元通りに動くようにね。あとどれくらいで、元通りになるか判らないけど」

2011年のシーズンが終わって数日後から、ライアンは週に3回理学療法を受けている。彼はそれ以来、一度もボールを投げていないし、バットも振っていない。

「歯がゆいけど、言われたとおりにしたほうが良いよね」彼は言った。「シアトルの(トレーナー)リック・グリフィンとチームドクターたちと、相談しながらしている。彼らは僕に、我慢しろって言うんだ。だから、我慢している。僕は言われたとおりにしているよ」

そして彼は、エリック・ウェッジ監督に言われたことを話し始めた。

「シーズンの最終日に、良い話し合いができた」ライアンは言った。「僕の問題は、時々頑張りすぎることなんだ。彼は僕に、信頼と責任を求めていた。僕がコントロールできる、全ての事においてね」

「エリックは僕に、いつ僕がプッシュして、いつ少しだけ手を緩めるのかを解って欲しかったんだ。その上で、体重を増やしてもっと強くなって欲しいって」

「彼は特別な監督さ。信じられないほど真っ直ぐで、公正で、思いやりがあって。彼のためなら誰だって、何でもするよ。彼は言ったことに責任を持つんだ」

ライアンは、全力投球のスタイルを緩めるのがいつなのかを、一部ではあるが理解した。

「アダムとぶつかったあと、僕は二週間休んだ。そして復帰したとき、背中のハリが始まったんだ」彼は言った。「最後の二ヶ月は、自分を騙しながらやっていた。僕は、できないことをしようとしていた」

「打席では、リズムがなくなった。怪我する前までは、打撃は好調だったのに。その後はぜんぜんダメだった」

シーズン終わりの78打席で、ライアンの打率は僅かに.179、そしてシーズン打率も.248に下がった。ケガをする前までは.264だったのにだ。

ライアンは、10日以内にいつバッティングを始められるかが明らかになると考えている。

「僕は、すぐにでもバッティングを始めたい」彼は言った。「スプリングトレーニングで、走りまわりたいよ。今シーズンも、何回か良い感じの時があったけど、浮き沈みが激しいのは嫌なんだ。僕は年間で.280から.300ぐらいは打てると思う」

「もちろん、一旦OKが出ても自分を抑えないといけない。最初は、一日中バッティングゲージで打とうと思っていたけど、そんな事はしないよ」

ウェルズも回復中

マリナーズの外野手、キャスパー・ウェルズは”目眩のような症状”でシーズン最後の数週間を欠場したが、だんだん良くなってきている。

「良くなっているよ。いくつか理学療法を受けたんだ、もちろん目もね。もうこれ以上、問題にならないよ」ウェルズは言った。「僕の目を診断した先生の一人は、僕の目がトラブルを抱えていた時でも、普通の人より良かったので、検査で何も見つけられなかったんだって言っていたよ」

参考記事:Ryan aching to get in the swing again LARRY LARUE; STAFF WRITER  Published: 11/11/11 12:05 am |
 Updated: 11/11/11 12:27 am 
The News Tribune 
http://www.thenewstribune.com/2011/11/11/1901389/ryan-aching-to-get-in-the-swing.html