0905 Hideki Okajima-thumb-275x337-64122ヒデキ・オカジマは、将来について何も決めていない。

「来シーズン、どうするかなんて判らないよ」オカジマは、通訳のジェフ・カトラーを通して答えた。3Aポータケットのレギュラーシーズン最終戦の前だった。「引退するかも知れない。日本に帰るかも知れない。ここにいるかも知れない。本当に判らないんだ。シーズンオフになったらもう一度、どうするのか考えないと」

オカジマには、奇妙な年になった。少し前まで、レッドソックスでジョナサン・パペルボンの前の第一セットアッパーだった。彼のシーズンは3Aで始まったが、4月中旬にメジャーに呼ばれてから、7回の登板機会があった。その後、彼はDFAになり再度マイナー契約を結びポータケットに戻った。

レッドソックスはオカジマを省いたあと、半ダースもの左腕リリーバーを使った。そして彼らは、彼を戻そうといういかなる素振りも見せなかった。

それはオカジマにとって、驚きでは無かった。

「40人枠を外れてDFAになったあとは、ボストンには戻れないと判っていた」彼は言った。「僕は他のチームで投げたかったけど、そうはならなかった」

レッドソックスが彼のトレード先を見つけることが出来れば、そうすることは理にかなっている。 35才の左腕は、その代わりにメモリアルデー前からポータケットのために投げ、インターナショナル・リーグのプレーオフが終わるまでそうするだろう。

もしこの先、彼がメジャーリーグで投げることがなければ、彼はキャリアで246 1/3イニングを投げ、防御率は3.11、215奪三振だ。

「こんなふうになるとは、予想していなかったけど、これが現実だね」彼は言った。「僕がここにいて、今のこの時期に、こんな状況でいることには明らかに失望している。でもこれが現実で、僕にはどうすることもできない。僕は現実を受け止めて、試合に集中しようと考えなおした。だから来シーズンもどこかでやりたいよね」

オカジマは今シーズン、3Aポータケットで51イニングを投げ、防御率は2.29、三振四球比は5.33だ。日曜日のロチェスター戦では、2回を投げて無失点3奪三振だった。左打者の彼に対する打率は.190、出塁率は.222だ。右打者の彼に対する打率は.220、出塁率は.254だ。

彼は、厳しいカッターを使っていた。スプリングトレーニングの時にレパートリーに加えたかったものだ。特に右打者相手だ。彼のファストボールとカーブボール、スプリッターのコントロールは、彼が必要としている以上に、充分なものだ。

「僕のファストボールは、100%では無いね」彼は言った。「もっと投げる場所に注意して、もっとコーナーに投げられるようにすれば、それは本当に機能する。こういう投球の結果は出ているんだけど・・・」

「少なくともマイナーリーガーに対しては、通用することは解っている」

しかしオカジマは、マイナーリーガーをいくら打ちとっても、それがメジャーリーガーに通用するとは意味しないことを、
他の人々と同じくらい知っている。彼はこの冬、メジャーリーグのチームたちが、彼が今でもアウトを取れると信じているかを見ることになる。

その間に彼は、ポータケット・レッドソックスのプレーオフで、遅いイニングでの第一リリーバーの一人として楽しむことができる。

「僕の野球キャリアの中で、ここでプレーオフに出るなんて、考えもしなかった」彼は言った。「楽しいよ。全部の試合が、僕の最後の試合になる、全てのアウトが僕の最後のアウトになると思ってプレーしている。それと、できるだけ楽しむこともね」

参考記事:Hideki Okajima pondering future -- including possible retirement  12:40 PM Mon, Sep 05, 2011  
Brian MacPherson  Projo Sox Blog
http://soxblog.projo.com/2011/09/hideki-okajima.html