トレイボン・ロビンソンは、シアトル・マリナーズの一員として、またメジャーリーガーとして初めてフィールドにたった時、その夜が忘れられないものになると解っていた。

「最初の打席でジッレット・ウィバーが投げた落ちるボール、彼がサードから投げているかのように見えた」土曜日に、彼は言った。「彼が鋭いスライダーを投げてきた。僕は、今まであんな球見たことなかった。外れていると思ったら、ストライクゾーンを横切った」

エンジェルスのトリィ・ハンターのホームランを盗みとった、彼の素晴らしいプレーについて聞いた。ロビンソンはその瞬間のことを、ボールに飛びついた時に帽子が脱げたのがわかった。その時、彼のグローブにボールが入った感触がしたと語った。

「僕は、それをキャッチして、審判に見せたんだ」ロビンソンは言った。「僕は、観客の方に向き直って聞いたんだ。帽子を返してもらえるかな?彼は良い人で、手渡ししてくれた。だから僕は代わりにボールを手渡したよ」

メジャーでの最初のヒットは?

「僕の2打席目。自分にボールを良く見ろ、落ち着けって言い聞かせた」彼のヒットについて言った。「僕は打った時、思った。”トリィ、取らないで”って」

ロビンソンは、彼の監督からの賞賛を受けている。

「彼は、素晴らしいスタートを切った」エリック・ウエッジは言った。「彼をもっと見てみたい」

試合後、ロビンソンはテレビで彼のキャッチを見た。その晩のトッププレーに選ばれていたのだ。

「僕は、テレビで分析した」ロビンソンは言った。「自分で見ても凄かった」

その晩彼は、電話やテキストメッセージをたくさんもらった。彼が一番嬉しかったのは、3Aアルバカーキでのかつてのチームメイト、ジャスティン・シーラーズからのものだった。

「彼が言うには、彼らは僕のテープを用意して、アルバカーキの大きなスクリーンで見たんだ。そしてみんな、スタンディングオベーションしてくれたんだって」ロビンソンは言った。「僕は、そこにいたことが大好きだ」

確かに最初の試合で、ネガティブなこともあった。でも、小さな事だ。

「何人かは、スタンドから僕をヤジるんだ」ロビンソンは笑いながら言った。「お前のスパイク、カッコ悪いなって」

短信

・イチロー・スズキは土曜日の第一打席にヒットを打ち、その後盗塁も決めた。
・ウエッジは1-0で負けた金曜日の試合での2つの走塁ミスをよく思っていない。一つはイチローが一塁で刺されたものだ。「若い選手たちのミスはこれからもあるだろう。なぜなら、彼らは1年目だから初めて経験することばかりだろ」ジェッジは言った。「でもベテランたちには、言い訳はない」
・1-0での負けは今シーズン3度目、マリナーズ史上47回目だ。
・ジャスティン・スモークは今日も休みだった。親指の治療のためだ。
・シアトルは今シーズン9回目のサヨナラ負けだった。
・ショートのブレンダン・ライアンは、試合開始直前に先発から外れた。彼は打撃練習後、投げていないにもかかわらず、肩に強いハリを感じたからだ。ジャック・ウイルソンと交代した。

元記事:Big-league debut one to remember 
STAFF WRITER Published: 08/07/1112:05 am  The News Tribune
http://www.thenewstribune.com/2011/08/07/1774038/big-league-debut-one-to-remember.html