昨日、松坂大輔はフェンウェイパークに戻ってきて、いつもと同じ様に過ごしていた。

彼はグランドでストレッチをして、通訳のケンタ・ヤマダと軽めのキャッチボールをした。レッドソックスのバッティング練習が始まるとセンター付近に立ち、飛んできたボールを処理し、セカンドベース付近に軽く投げ返した。いたって普通の光景だった。

彼の今シーズンは右ひじのトミージョン手術によって終わろうとしているが、前日のオークランドアスレティックス戦での彼はいつもと変わりなく、事態がそれ以上悪くなるとは思えなかった。試合の無かった今週の木曜日、松坂はテリー・フランコナ監督とフロント、そしてメディカルスタッフと共に、彼が先週受け取ったロサンゼルスのルイス・ヨーカム医師のセカンドオピニオンについて話し合った。

松坂はすでに、手術をうけることを前日の試合前に周囲に漏らしていた。しかしフランコナは、まだわからないと言っていた。

試合後フランコナは、松坂が来週ヨーカム医師の手術を受けると発表した。松坂は30才、5月18日から右ひじのハリにより15日のDL に入っていた。今シーズンの彼は3勝3敗、防御率5.30、7回の先発と1回のリリーフに登板した。

彼は昨日60日DLに送られ、代わりに左腕のリリーバー、トミー・ホットビーが3Aポータケットより呼ばれた。 ホットビーは左腕のリッチ・ヒルが水曜日のホワイトソックス戦で上腕を痛めたのを埋める事になる。

松坂の同様に、ヒルも昨日のMRIの結果次第でトミージョン手術を受けることになるかも知れない。ヒルもセカンドオピニオンを仰ぐ予定だ。

松坂がMRIを受けたとき、レッドソックスは手術をしないで済むことを望んでいた。しかし既報のとおり、松坂にはトミージョン手術が必要であり、フランコナもこれを受け入れた。

昨日松坂がMRIを受けた後、松坂の手術は不可避になったが、それまでと何か変わったのかとフランコナにたずねた。

「特に変わりはない、私は常に手術は最後の手段だと思っている。」

フランコナは松坂が多血小板血漿注射(PRP)療法を受けた事で手術を回避できるのではと考えた。PRP療法は40%以上のケースで、筋力強化によって治療に効果があることが知られている。

しかし松坂の場合、それは望ましい結果とはなっていないようである。

松坂はPRPを受け、2週間様子を見た後、再度ヨーカム医師の診察を受けた。「PRPは効果がなかった」フランコナは言った。「私たちは色々なことを試し、できるだけのことをした」その後ジル医師は、この分野で経験豊富なヨーカム医師とこの事にどのように対処するのかを話し合った。

通常、復帰までに12~18か月かかる。しかしフランコナは、実際はどうなるかは判らないと思っている。

「先発ができるまでには、もう少しかかるだろう」フランコナは言った。「彼はカムバックに戦力を尽くして、来年の私たちを助けてくれると言っていた。なので私は、彼自身でこれを乗り越えて、以前の彼のように、より競争力をつけてくれると思う。そして来年まで、リハビリに励んでくれるだろう」

「木曜日の彼は、とても良かった。彼の話してくれた方向性とその計画を、私は誇らしいと思った。彼はベストを尽くしてくれるだろう」

参考:The Boston Globe