1、ショーン・フィギンスは、DFAにはならないだろう。たしかに、リッチー・セクソンとホセ・ビドロは、2008年シーズン中にDFAになった。ミルトン・ブラッドリーは、今シーズンの序盤にDFAになり、彼らはマリナーズから去って行った。3人は全員、契約の最終年だった。シアトルに彼らの未来はなく、クビにすることも難しくなかった。

セクソンはヒットが打てず、将来的にも期待できなかった。ビドロも同じだった。ブラッドリー?彼は造反者だった。彼は打席でも酷かった。彼はグラウンドで最悪だった。そして彼が汚い言葉を使ったり、癇癪を起こすのは一瞬だけだと言う考えは、みんなを不快にした。彼が去るのは必然だった。

フィギンスは4年契約の2年目だ。昨年の彼の年俸は9百万ドルで、今年は8百万ドル。現実的に考えれば、すぐにクビにはできないだろう。もしそうすれば、ここ数年分で21百万ドルを捨てることになる。これはあまり良い考えではない。

それにフィギンスは、努力家だ。彼は、バッティングの居残り練習をクリス・チャンブリス コーチと行っている。サードの守備も練習してる。努力の結果はまだ出ていないが、私は誰かが努力をしていないならはっきりそう言う。フィギンスは努力してる。

確かに日曜日のサードの守備はひどかった。しかもその時の彼の態度は12才の子どもが拗ねているかの様だった。しかし、彼はこれについて反省してる。

では、彼をどうすれば良いのだろう。トレードすることはできないと思う。彼の打率は.190、四球が多いわけでも無い。その点では、彼を欲しがるチームはないだろう。この点ではジャック・ウイルソンの方が可能性がある。もし彼のプレーが良くなろうとも、マリナーズは多くを得られないだろう。できれば、彼らは年俸を一部負担してでも彼をトレードし、若手に道をあけたほうが良いと思う。

なら、どうすれば良いのだろう?数試合フィギンスを休ませて、代わりにルイス・ロドリゲスを先発にしてはどうだろう。長期的に見て、戦力アップにはならない事は解っている。試合によっては、彼は良い打撃をして、長打も打つだろう。そして、そうなってもフィギンスの価値は落ちない。彼はチームに必要なのだ。

私はフィギンスを長期間休ませるのは、あまり良いとは思わない。彼はいずれ良くなるだろう。彼の走塁は素晴らしい。しかし今の彼は、マリナーズに来たときにチームが期待したほどの安打製造機だろうか?いいや、違う。しかし私は、彼が再びそのレベルに達することができると信じている。

ウエッジはフィギンスの打順を変えることを考えているようだ。もし彼を50試合目まで2番で使い、その最後の36打席で打率が.200以下ならば彼を8番に落とすだろう。彼をベンチに下げるのは、しばらく様子を見たほうが良いと思う。

「私は我慢強い」ウエッジは言った。「我慢すれば10回中9回はうまくいくと信じている」ウエッジは彼が復調することを期待しているし、そうなると信じている。

2,レフト守備にもまた、問題がある。カルロス・ペゲーロには、荷が重いように見える。彼の打撃には穴があり、スイングアプローチも早い。よく振るが、強振しても上手くいかない。彼にはホームランを打つパワーがあるが、まだ早いし守備はいまいちだ。

マイケル・ソーンダース、彼の新しい打撃フォームは良くなってはいるが、左利きで長身の彼には、まだ満足できない。守備は良いものの打撃はもう一つだ。彼がもう一皮むけるには、タコマに行って毎日試合に出る必要がある。

レフトはどうすれば良いだろうか?ライアン・ランガーハンズなんかどうだろう。目新しさはないが、他の二人よりバッティングは良いし、センターの守備は充分なレベルだ。

みんなが望んでいるのはマイク・カープを上げることかも知れない。

彼のレイニアーズでの成績は、打率.312で14本塁打、43打点、出塁率は.376、長打率は.598だ。彼は一見メジャーレベルだ。しかし、彼はまだ24才でメジャーで成功するには、もっと経験をつむ必要がある。

しかし彼にレフトの守備ができるだろうか?彼のレフトの守備はイバニエス並だ。カープはレフト守備の経験があまりない。なぜなら彼は、一塁手か指名打者タイプであり、彼は昨シーズン43試合外野の守備についたが、その全てはライトでの守備だった。今年は、レフトとライトの守備についてはいるが、彼が外野手としてプレーするにはあと70試合以上の経験が必要だ。

彼は平均的な選手だ。以前に数人のスカウトと話したが、ペゲーロよりは良い仕事をする。彼の動きは悪くないが速くもない。長打になったときに、問題が出そうだ。しかし肩は悪くないし、そこそこの守備はこなすだろう。

彼はメジャーリーグでプレイしたことがあまりない。彼を使うことは、リスクの高い賭けのようなものだ。なぜなら、彼は今までに安定してメジャーレベルのプレーを見せたことない。だから、もし彼がいい打撃を見せないならば、多くの試合で大量得点を与えることになり、マリナーズも勝てないだろう。

グレック・ホールマンが戻ってきた。彼は良い選手で他のレフト選手候補よりも守備がうまい。しかし彼は40試合欠場した。彼は戻ってきたばかりで、メジャーレベルのバッティングに苦労してる。彼は、三振を恐れない。もし彼が最初の40試合プレーしていれば、マイク・ウイルソンの代わりにコールアップされてシーズンの大半をメジャーで過ごしただろう。

レフト守備については明確な答えはない。彼らはあまり注目されてもいない。チームはオフに他球団の控えの外野手、ワシントンのレイス・ニックスか、カンザスシティのミッチ・マイヤーを取ったほうが良いかも知れない。彼らは大きな改善はもたらさないかもしれないが、今よりは良いだろう。

3,ダスティン・アクリー、彼が上がってくるとき、それがいつかは判らないが、彼は経験を積むため毎日プレーする必要がある。アダム・ケネディの打席については心配ない。ケネディは堅実でプロフェッショナルなバッティングを見せてくれるでしょう。そして、ウエッジはアクリーのプレー時間を削る事なくケネディを週に4~5回打席に立たせることができるかもしれない。ケネディは35才で毎日プレーはできない。彼に毎日プレーさせれば、彼はダウンしてしまうだろう。ケネディはセカンド、サード、ファースト、DHで使える。レフトもできるだろう。そうすれば、今より悪くなるはずない。

参考記事:Three thoughts on possible Mariners roster moves POSTED BY RYAN DIVISH ON MAY 31, 2011 AT 12:05 PM Mariners Insider THE NEWS TRIBUNE
 http://blog.thenewstribune.com/mariners/2011/05/31/three-thoughts-on-possible-mariners-roster-moves/