日曜日午後の、レンジャーズとのシリーズ最後の試合前、マリナーズ選手の何人かは、クラブハウスで彼ら自身の国を応援していた。イチローの場合は日本だ。日本対アメリカの女子ワールドカップ決勝戦の前半、どちらの国も前半の45分で、ゴールを決められなかった。

サッカー競技場で起こっていることは、通常はゼロで終わらないという点で、マリナーズの得点力と不気味に共通している。

しかし、確かにマリナーズはそうなっている。マリナーズは、今シーズン最長の9連敗を日曜日に記録した。レンジャーズに対し、スコアは1-3、チーム打率は.222だ。彼らの攻撃力はメジャーリーグで最下位、そして、7月1日のサンディエゴ戦の3回に3点とって以来、1イニングで2点以上取れていない。
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シアトルのエリック・ウエッジ監督は、マリナーズは悪いチームでは無いと主張する。しかし、チームに欠けているのは、攻撃力という重要なものだ。

「ひとつ私が言いたいのは、私たちは、悪い野球はしていないということ。ヒットが出ないのが、全てだ」ウエッジは言った。「たった今、私たちがアタックしなければならないのは、1つの決まった範囲のことだ。そして、私たちはやっている」

日曜日に出場した8人の選手が打率.222以下で、ダスティン・アクリーが、チーム最高の.288だ。しかし、彼は23試合しか出場していない。ウエッジは選手たちに必要なのは、「もっと、タフになること。特にレギュラーの選手たちは、打席で」

アダム・ケネディ、彼の打率は.259、過去3試合で12打数3安打。彼は、それぞれの選手が自分が得意なことを再確認して、それを打席で活かすことだと言った。

「打つことは、人それぞれだ。だからみんな、強みと弱点を持っている」35才は言った。「それを見つけて、強みを活かすのが私たちの仕事だ」

そしてウエッジは、なぜ若い選手たちが、打席でいくつかの成長過程での痛みに直面しているのが理解できる。ベテランたちにも、多少の言い訳はあるだろう、と言った。シアトルには、今の出場登録選手の中で、25才以下の選手が8人いる。

「もし君たちが、私たちの攻撃に問題を探すなら、それはベテランからはじめなければならない」ウエッジは言った。「そんなものだ」

連敗は、マリナーズの人間になるためのテスト

色々なことがあるが、これは覚えておくほどの価値はない。

シアトルの苦悩は、土曜日に5-1でテキサスに負けたことで最低記録に達した。
マリナーズ、シーズン最長の8連敗だ。エリック・ウエッジ監督は、クリーブランドの監督時代の2009年、11連敗を経験している。彼の過去の経験は、シアトルの連敗脱出に役に立つ。

「良くなっているのは、解っている」ウエッジは言った。「私はいつも以前の経験が、次に役に立つと考えている」

マリナーズは土曜日にチーム記録の30イニング連続無得点を記録したとき、ウエッジは、連敗中は選手全員が自分を見つめ直す時間である、と話した。

「これは自分自身を見つめ直して、それにどうやって、合わせていくかだ」内野手のケネディは言った。「今はその最中なんだ」

短信

・シアトルはまた、しばらくホームランが出ていない。マリナーズは8試合、柵越えをしていない。これはチーム史上2番目の長さだ。記録は1983年の15試合だ。
・もし、テキサスが今日の試合で終盤までリードをしていたら、あなたは、これを見るチャンスだ。レンジャーズのクローザー、ネフタリ・フェリスに感謝しよう。彼はまだ、マリナーズ打線にヒットを許していない。今まで30打数0安打で11三振を喫している。
・マリナーズは日曜日のレンジャーズとの最終戦の後、3都市9試合の遠征に出発する。彼らは今シーズン、セーフコ・フィールドを離れて、18勝25敗だ。

元記事:Wedge: Team needs to 'get tougher' in at-bats Mariners in midst of woeful stretch that has team average at .222  By Taylor Soper / MLB.com | 07/17/11 4:59 PM ET
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20110717&content_id=21926068&notebook_id=21926070&vkey=notebook_sea&c_id=sea&partnerId=rss_sea

マリナーズのエリック・ウエッジ監督は、土曜日の夜セーフコ・フィールドでのレンジャーズ戦で8回に5-1で負けていたときに退場となった。それは、先発のフェリックス・ヘルナンデスが1塁への牽制の際、彼の前側の足がホームプレートに向かって明らかに動いたとして、ボークを宣告されたときだった。

「わからない。俺は試合中ずっと同じようにしていたから」ヘルナンデスは言った。「8回のこと、言っているんだろ?ぜんぜん、わからない」

ウエッジは、二塁の塁審フィールディン・カルバースに説明を聞こうとダッグアウトを出てきたが、即座に退場となった。
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(↑クリックで動画が見られます)
「私は説明を聞きに行っただけだ」ウエッジは言った。「彼は、出てくるだけでダメだって言った」

ウエッジは、今シーズン初めにマリナーズにいた他の審判員が、監督が説明を求めてダッグアウトから出てくるのは、それが長くならないかぎり構わないと言っていた、と言った。

「(土曜の夜は)私が出ていって、すぐだった。彼らに他の選択肢は無かったんだ。彼らは、私を退場させた」ウエッジは言った。「彼らは、見解を同じにする必要がある」

ウエッジには、今シーズン4回目の退場だった。 

元記事:Wedge ejected in eighth inning over balk call By Taylor Soper / MLB.com | 07/17/11 3:22 AM ET 

http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20110717&content_id=21899788&vkey=news_sea&c_id=sea&partnerId=rss_sea 

マリナーズの後半戦は、アメリカンリーグ西地区のライバル、テキサスとの対戦で幕をあけた。そして、5ゲーム負け越しの状態から抜け出すことを望んでいた。エリック・ウエッジ監督は、まだ時間はたっぷりあり、彼のチームの闘志もたっぷりあると言った。

マリナーズはオールスター前まで、43勝48敗で1位のレンジャーズに7.5ゲーム離されていた。彼らの赤字が今シーズン最大になったのは、テキサスが7連勝を奪い、彼らが連敗した時だった。

しかし残り71試合の中、アメリカンリーグ西地区同士で対戦する32試合をマリナーズはどのように戦うかで、どんな終わりを迎えるかを自分たちで示すことができるだろう。


「私たちは、まだ戦っている」ウエッジは言った。「戦いを続けるために、必要なプレーをする。だから、そのことを聞いてくれ」

一年目の監督は、今シーズンのチームを、質の高い投手陣と共にいかに戦い、たくさんの僅差の試合でいかにやり合うかを学んでいると言った。

「私たちは、前半戦で少しずつ色々なことが見えてきたと思う」彼は言った。「だけど一つ。彼らが証明したのは、遅からず試合に勝つ方法を見つけることができるということだ。それは強さにつながる。明らかに私達には、もう少し継続性のある攻撃力を私達自身でもう少し簡単につくりだすことが必要だ。そして、みんながそれぞれの役割を果たすことで、もっといい野球ができるチームになれば、ここから抜け出せる」

ウエッジは、彼の残りのシーズンでのゴールの一つは、5勝12敗で幕を開け、6勝13敗で終了した前半戦よりも、「より継続性のあるチームにする」ことだと言った。この間は32勝23敗で、それは数人の新人の昇格と共にイメージチェンジした前半戦半ばを経て、アメリカンリーグ西地区の首位争いに彼ら自身で加わることができた。

「君たちにも、ここには興味深い選手がたくさんいるだろ」ウエッジは言う。「君たちは、若い選手のことをよく話すけど、ベテラン選手たちと彼らは、キャリアにおいて違う位置にいる。でも、ひとまとめにすると、ほんとうに良い。彼らは、一緒に此処にいて、お互いを引き上げている」

「だけど一人々々は、向上心を保ち続けなければならないし、もし出来るなら、もっと継続性のあるチームにしたい。これは進行中だから。時間が必要だ」

リーグは、娘が生まれて準備万端

マリナーズのリリーバー、ブランドン・リーグとその妻サーシャに水曜日、待望の3人目の娘が生まれた。そして、オールスターのクローザーは、木曜日にチームに戻り、再び仕事にとりかかる準備が整った。

リーグと彼の妻は、チャーターした飛行機でオールスターの行われたフェニックスから飛んで帰ってきた。そして、水曜日に促進剤を使い、カリ・ソル・リーグは7ポンド15オンス、21インチで生まれたきた。

「全部スムーズに行ったよ」リーグは木曜日に語った。「僕たちは1時頃に帰ってきて、8時ごろに医者に行って、準備して、生まれて、今日退院した。全てがパーフェクトだった」

カリ・ソルは、おねえさんのスカイラー(5才)とレキシー(4才)に加わった。そして、誇らしいパパは、子どもの誕生とオールスターゲームを両立できたと言った。

「そんなに忙しくなかったけど」オールスターのバタバタについてリーグは言った。「それは、それ。赤ちゃんが生まれたとき、全ては確認済みだったよ」

「それはいつも素晴らしい経験だよ。僕は何回か経験して、いろいろ違うこともあるけど。でも、これが奇跡だってことは、毎回同じだね」

リーグは、エリック・ウエッジ監督と選手たちがバッティング練習前に、3日間の休みで付いた錆をおとすための、軽いノックの早出練習を休んだ。しかし、リーグはすぐに合流し、木曜夜の試合で投げられる状態に備えた。

ピネダの珍しい記録

マイケル・ピネダは、火曜日のオールスターゲームで彼のパーフェクトなイニングで2三振を奪った。その時、彼は新人の珍しい記録を手にした。

22才の彼は、1961年ボストンのドン・スオール以来、新人としてオールスターゲームで2奪三振を奪ったアメリカンリーグの投手となった。

その大きな舞台でのヤングスターの投球は素晴らしく、彼の落ち着いた態度と輝かしい将来性はエリック・ウエッジ監督に一つの確信を与えた。彼の次の登板予定は火曜日、トロントでシアトルの9試合の遠征が始まる日だ。

「彼はグランドでも、それ以外でも最高の仕事をした」ウエッジは言う。「彼は自分を本当に良くコントロールしていたし、短い時間の中でたくさんの経験を積んだ。そして、素晴らしいプロフェッショナルとして成長している」

「それは、彼のチームメイトがいかに彼をフォローしているかを物語っている。特にカール・ウィリス(ピッチングコーチ)やジェイミー・ナバーロ(ブルペンコーチ)、彼らは本当にうまく彼をコントロールしている。だけど、それが彼について多くを語っているということが一番重要だよ。私は彼そこに行って彼がしたことを見て誇りに思った。それは彼の新しいステップだ」

もし、あなたが疑問に思っているなら、こういう事実がある。6フィート6インチのスオールは、新人のこのシーズンで15勝7敗、防御率3.22をあげた。しかし、その後の7年間のメジャーリーグキャリアで、9勝以上は一回も無かった。

元記事:Wedge: 'A lot of baseball still to be played' By Greg Johns / MLB.com 07/14/11 10:30 PM ET   

Los Angeles Dodgers starting pitcher Hiroki Kuroda throws to the plate during the first inning of a baseball game agaisnt the New York Mets on Wednesday, July 6, 2011, in Los Angeles. (AP Photo/Bret Hartman)
FoxSports.comの、ジョン・ポール・モロシーの最新情報では、たぶんタイガースは7月31日のトレード締切りまでの16日間で、私たちが思い描くのがどんな選手かを見ており、彼らが少しでも興味が有るのはどんな選手なのかを伝えている。

モロシーからのビッグニュースは、彼らはカルロス・ベルトランに興味がある、しかし彼はリストのトップでは無く、代わりに彼らが、最も注目しているのは投手だ(私もそれを望む)。事実、彼らはドジャースの先発ヒロキ・クロダに興味を持っている。

モロシーは、

タイガースは、ワンディ・ロドリゲス、ブレット・マイヤーズ、ジェフ・フランシス、そしてライアン・テンプスターよりも、クロダに夢中だ、と情報源は言った。またデトロイトは、シアトルのエリック・ベダードとはトレードしそうにない。彼は今、故障者リスト入りしている。2年前、タイガースは他の左腕(ジャロッド・ウォッシュバーン)のトレードで、彼の健康上の理由で上手くいかなかったのがその理由だ。

クロダのノートレード条項が問題だ。

クロダは、今シーズン防御率3.06でFIPは3.73だ。彼の9/Kは6.51で昨年よりわずかに悪化しているが、BB/9(2.35)は段階的に良くなっている。彼の防御率は、77%のランナーを足止めにすることで、彼の生涯成績を8%改善する。

クロダは5百万ドルの1年契約だ。とモリシーは伝えている。

私の中でのトレードの優先順位は、黒田を買うことが一番だ。ぜひともタイガースには、ローテーションに助けが必要だ。ジャスティン・バーランダーの後ろに、安定感に欠けるマックス・シャーザーと、リック・ポルセロがいる。彼らは5番目の先発投手の穴を埋める解決策を見つけていない。そしてもし、何人か怪我人がでれば、MLBでの準備の見通しと対応の深さが問題になる。クロダと彼の単年契約は、年をとったワンディ・ロドリゲスの高額な契約を押し付けられるよりも良いアイデアだろう。

元記事:Detroit Tigers rumors: Carlos Beltran, Hiroki Kuroda updates 
by Kurt Mensching on Jul 14, 2011 2:57 PM EDT in Detroit Tigers rumors
http://www.blessyouboys.com/2011/7/14/2275911/detroit-tigers-rumors-carlos-beltran-hiroki-kuroda-updates

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トレード期限までに何が起こるかに関係なく、8月から9月のマリナーズには注目する価値のある事が沢山ある。

ここに4つの注目点を挙げてみる。あなたたちは、もっと思いつくだろうが。

1.ジャスティン・スモークはどのようにシーズンを終わるのか?

今シーズンが始まってから5週間のジャスティン・スモークは、しばらく不在だったこのチームの中軸打者として、たしかに才能を開花させた。彼は打率.315、5本塁打、21打点、OPS.989を記録した。

しかしその時、彼は5番バッターから3番バッターにかわり、全てが上手く行かなくなった。実際、そうなるまでは良かったのだ。

5月7日以降、スモークの打率はたった.190、7本塁打、22打点、OPS.633だ。 

あら。

急降下だ。マリナーズは、短期的なことよりも今シーズンを再建の年とすることを選択し、そしてその事は、チームの野球に小さな力を与えるため、信頼性の高い驚異を与える存在として、まだ若いスモークの復活が再建計画の鍵となる。忘れてはいけないのは、3Aで出し惜しみされること無くシーズン当初からメジャーリーグでプレーしている新人は、スモークだけということだ。若い選手が開花するには、3Aの成績に関係なく時間がかかる。そしてスモークは、毎日の試合の中でランナーが2,3塁にいるとき、何を見せてくれたのか。彼は未だ発展途上だ。ここでの鍵は、月単位での継続性を身につけることだ。彼の今シーズンの成績、打率.229、12本塁打、43打点、OPS.744は、悪くない(打率を除いて)。しかし、これらの殆どは、最初の5週間でかき集められたものだ。私達は、試合での彼に最大限得点できる最大インパクトのバッティングを望んでいる。スモークがここからどうなるのに注目だ。

2.フランクリン・グッディエレスは、良い状態で終われるのか?

前に向かう為の重要なポイントの一つは、メジャーリーグで4シーズン目のフルシーズンを迎えているフランクリン・グッディエレスだ。最初の3シーズンは、クリーブランドで1年、マリナーズで2年プレーした。彼へ厳しい批判の一つは、彼は、シーズン終了までプレーできないというものだ。インディアンズでの言い訳は、彼は、メジャーリーグでフルシーズン戦う厳しさにまだ適応中だというものだった。2009年のマリナーズで彼のシーズンが終わったときに言ったのは、膝の痛みだった。昨年は胃の問題、それは批難を受けた。

このポイントは、彼がそれをコントロールできるのかだ。グッディエレスはチームに必要不可欠だ。なぜなら、堅実な守備のセンター、グッディエレスのように、全てで平均を超えてるのは普通では無いのだ。秘訣は、ヒットを打てる誰かを見つけることだ。そしてグッディエレス、ゴールドグラブの彼は、私たちが思い描く打者にまだなっていない。彼は30本ホームランを打つ必要はない。しかし、月単位での継続性を持つ必要がある。スモークと同様だ。グッディエレスは、今までの彼のように力強いスタートを今シーズンは切れず、彼の今までの特徴からやや外れてしまった。エリック・ウエッジ監督は、問題は心理的なものではないと言った。しかし、明らかにマリナーズとそのファンは、全てが好転したとは思っていない。毎日、外野の守備について.187の打率、1本塁打、8打点、OPS.444を改善する事を望みたい。

だから、グッディエレスが試合勘を取り戻すことができるのか、注目しよう。なぜなら、もし彼がそうできなければ、マリナーズが別の方向を探し始めることは理不尽ではなくなる。おそらく今年の冬でも、早くはない。

3.ダスティン・アクリーは好調を維持できるのか?

今シーズンここまでの大きなサクセスストーリーは、ダスティン・アクリーのメジャーリーグキャリアにおける最初の3週間でのプレーだ。アクリーの打率.304、3本塁打、9打点、OPS.900は、そんなに派手な成績ではない。しかし、彼の監督のより大きな自信は、彼を打線の中軸に置いたことで、すでに見てとれる。この男にスプーンでご飯を食べさせることは信頼ではない。アクリーは、ホームランを打つようなパワーヒッターだと思われていない。しかし、彼がこのペースで打てばシーズンで25本を上回ることになる。でも、そうはいかないだろう。しかし、二塁手のOPSが.900?そのポジションでは.800を超えれば上等だ。.900が続くかは、疑わしい。しかし、もう一度。彼は本当に、できないのか。アクリーはそれを100ポイント落とすことがあっても、それでも始まったばかりの彼のキャリアで想定されていたことよりも良い。

彼は、この好調を維持できるのか?他のチームよりも彼の打撃に頼っている攻撃では、特に3週間の新人に期待するのか?よろしい、見てみよう。彼は、彼の初めての長期スランプを経験済みだ。そして彼は、またそうなるだろう。すべての選手はそれを切り抜けなければならない。彼がそれにどのように対処し、彼が最終的に競争が激しいと想像できるNo,2の位置のまま、今年を終わらせることができるのか非常に興味がある。それはアクリーよりも、他の選手によるところが大きいだろう。現在の打線の中軸では、より貴重だ。

4.チームはショーン・フィギンスを最終的にどうするのだろう?

これは、前に進むに当たって興味深く見ていく必要がある。チームにあるいくつかの疑念に、明らかにフィギンスの放出がある。ジャック・ズレンシックGMがすでにこの点を考慮しているのかは、わからない。しかし、彼の選択は非常に限られている。フィギンスが出場機会が減っている中で、打率.183とOPS.476から盛り返す可能性は少なく、彼は錆び付いている。

フィギンスはそこで、いくつかの限られた役目を与えられる可能性がある。 しかしもし、チームが彼をキープし、来年の彼の復活を期待するなら、彼はある時点で、レギュラー出場する必要がある。私たちが見た、カルロス・シルバとミルトン・ブラッドリーのような”問題と問題”のトレードの可能性はいつでもある。しかし、これらは本当にリスクが高い。失敗した事業に、それ以上お金をつぎ込んではいけない。そしてそれは、このようなときに起こるのだ。

現在、フィギンスが今年このチームで生き残ることが出来るのかに興味がある。僕は今でもそうなると思っている。しかしたった今のその気持は、半々だ。

元記事:Some things worth following in second half of Mariners season  Posted by Geoff Baker  Mariners blog  July 14,2011 at 8:33 AM  The Seattle Times

http://seattletimes.nwsource.com/html/marinersblog/2015608647_some_things_worth_following_in.html?syndication=rss

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(イチローとバリー・ボンズは2001年にオールスターの最多得票を獲得した)

イチローがいないオールスターゲームなんて、不自然だ。

昨日も不自然だった。ロン・ワシントンがアメリカンリーグの先発選手を発表したとき、1番にカーティス・グランダーソンがいた。そこはいつもイチローの指定席だった。 彼は過去10年間に9回そこにいて、イチローは一回だけファン投票で先発選手として選ばれなかった。2005年だ。しかし、彼はチームにいた。

アメリカンリーグの選手たちも不自然さを感じると私は思う。試合前のミーティングに選手が集まったとき、イチローの、みんなを元気づける下品で面白い掛け声がないのだ。

オールスターゲームでイチローのいくつかの印象的なシーンは、2001年にセーフコでランディ・ジョンソンから内野安打を打った時、2007年サンフランシスコで、ランニングホームランを打ちMVPに選ばれた時、そして2003年アルバート・プホールズのホームランを掴んだジャンピングキャッチだ。 

しかし、最も不自然さを感じたのは、昨日私がここに来て、”イチローの公式会見”について考えた時、イチローが参加していないことを思い出した時だった。毎年、オールスターゲーム前日の月曜日、選手たちはホテルの広間に集って、テーブルの前に座り、1時間メディアと顔を合わせる。私見だが、イチローはいつもこの時を、彼がシーズン中に最も考えを明確にするインタビューとして使っていた。2006年のピッツバーグで、多くのメディアが集まったこのイベントで、彼は有名な”不振の原因”を熱弁した。それは、彼の不満へのヒントだった。それは、解釈にもよるが。そして翌年サンフランシスコで、それはマイク・ハーグローブが解任された数週間後、彼は満足しているということを、情熱を込めて話した。そしてその翌日、彼の契約が5年間延長されたことが公になった。

私は、幸運なことに、この10年間オールスターゲームを充分に取材できている。私は最初の年以外は”イチローの公式会見”の言葉を聞いている。シアトルでオールスターが行われた後に、私たちは実際、全てのシアトルタイムズ、スポーツスタッフの手によって、イチローの指名を得ることができたのだ。

私はミルウォーキー(この時の試合は引き分け)、シカゴ、ヒューストン、デトロイト、ピッツバーグ、サンフランシスコ、ニューヨーク、セントルイス、そしてアナハイムで彼の話を聞いてきた。 2009年セントルイスでのオールスターゲームでイチローは、気分を悪くした。突然来た、日本のメディアに多くの時間を取られ、彼は少しの間、英語を話す人種に変わったのだ。私がナショナルリーグのバッティング練習の記者席にいた時、彼の通訳ケン・バロンが私の携帯に電話をよこして、イチローが会いたがっていると言われた。彼は、クラブハウスで1対1のインタビューを受けてくれた。私たちは、20分ほど話して他のレポーターが来てもイチローは彼らを追い払ってくれた。彼は1対1を約束して、実際にそうしてくれた。彼はドン・ワカマツ監督最初の年のマリナーズの驚くべき成功について、 素晴らしい考えを披露してくれた。

イチローが、彼自身の言葉を聞かせる機会が、ここアリゾナでは無いので、私は、過去の”イチロー公式会見”の言葉の一片をみなさんに提供したい。

2001年、シアトル(かつてのシアトルタイムズコラムニスト、ブレイン・ニューハムの記事から)

「あなたが何を書いたって、僕は気にしない」彼は通訳を通して言った。彼のユーモアのセンスが透けて見えてくる。「僕がそれを理解出来ないという事実が、それを助けている」

彼は自分を完璧にコントロールすることで、メディアに注目されている私生活を、晒すことを避けた。

彼自身が今、世界でも優秀な選手だと思うかと聞かれた。彼は「僕はそう思わない。僕はここにきて、まだ短すぎる。まだ、たったの3ヶ月だ。オールスターゲームは僕の出発点かもしれない」と言った。

今シーズンのこれまでについて、彼は言った。「満足とも不満足とも言えない。僕は期待していなかった。打撃の感触については、今のところ、前とあまり変わらない。本数の事は考えないし、本数のことは考えられない」

彼は日本でプレーしていたとき、いつもこの時期は忙しかったので、このオールスターゲームを楽しむことに集中したいと言った。

「本当だよ」彼は言った。「ここで楽しむことで幸せになりたい」

2002年、ミルウォーキー

イチローはスポーツイラストレーテッドのジンクスに影響されたくないと思っていた。それが説明されるまで彼は、知らなかったのだ

「そんなこと、僕に話さないで」彼はしかめっ面をして言った。レポーターが謝罪したときイチローは、作り笑いをして言った。「もう、遅いよ」

2004年、ヒューストン

イチロー、たった一人のマリナーズからのオールスター出場、彼は不満を抱えており、そのことについての説明は無かった。

「僕は本当にわからない。だけど、僕たちが今年負けた試合でも、いろいろやり方はあったと思う」彼は通訳のアレン・ターナーを通して言った。「トロントみたいに・・・・。たしかに不運もあったし、悪い状態だったよね」

「僕たちは、グランドや他のものを、お祓いしたほうがいいんじゃないかな。それで、きれいさっぱりしてね」

2005年、デトロイト

イチローはデトロイトのホテルに深夜2時頃到着した。アナハイムでの試合後、エンジェルスのオールスター出場選手のギャレット・アンダーソンとバートロ・コロンと一緒に飛んできたのだ。オフィシャルから強い働きかけがあったにも関わらず、ホームランダービーには参加しなかった。

先週の時点でイチローは、8カ国代表戦になったホームランダービーに日本代表として参加する可能性を残していた。しかし最終的には、出場しなかった。そして韓国人のチェ・ヒソプがアジアの代表になった。

「僕は、出ようと思っていたわけじゃない。だけど彼らがコンテストに僕を出したいと思っていることは、結構プレッシャーになったよね」彼は言った。「それをするのは難しいよ。僕は今まで、そんなことは考えたことはないね」

なぜダメなのか。イチローがイベントに加われば、明らかにスパイスになる。彼は、勝てる可能性があると何年も前から言われている。そうではない、とイチローは言った。彼はスイングが崩れることを恐れているのだ。

「その可能性が少しだけあると思う。だけど、僕はホームランダービーに敬意を表すよ」彼は言った。「なぜって、僕は出れないから」

2006年、ピッツバーグ

イチローは、月曜日にマリナーズについて受けた質問で、マリナーズの不安定な前半戦について禅問答のような答えをした。それは潜在する問題へのヒントだった。

マリナーズがきびしい時期から逃れるためにどうすべきか聞いたとき、イチローは、バッティング練習でライト外野席の奥にボールをいくつも叩き込んでいた。
「もし、問題があるとすれば」彼は言った。「僕たちは、その問題を生み出しているのは、何か気づく必要がある。問題は大抵隠すことはできない。もっと深く見る必要がある」

「例えば、もしそこに木があって、その木に問題があるとき、根っこを見る必要がある。だけど、根っこを見つけられない。間違いは、果物に水を蒔き続ける事にある。何も解決しない。最初にどこが問題なのか捜す必要がある」

彼は2003年シーズン終了後に結んだ4年44百万ドルの契約が、翌年まで残っていた。彼は新しい契約について話し合いを始める前に、もしかしたら、彼はマリナーズがどうするのか見たいのではないか、と聞かれた。

「とんでもない。それについて答えるよ」彼は言った。「僕が何を見ようが関係ない。あなた達(メディア)は、問題を起こそうとしている。それがどんどん大きくなって、取り返しがつかなくなるんだ」

レポーターは彼が木の根っこを探しているのかと、質問を繰り返した。

「僕がそれに答えるなら、基本的に、僕がしている事は、果物を腐らせる」彼は繰り返した。

2007年 サンフランシスコ

「このチームは去年とは全く違う」イチローは月曜日に通訳のケン・バロンを通して言った。「気持ちのあり方がぜんぜん違う。そして、本当に全員が去年とは全く違う雰囲気になっている」

それはいい意味?

「そのとおり」

3年続いて最下位で終了したことによってついた、負け癖を払拭することができた?

「それは、その通り」イチローは言った。「僕は今現在、このチームにいかなる精神的な弱点も見えない」

もしかしたら監督の交代が、彼のプレーに影響したのかと聞かれた。イチローは、疑うような目で見た。それは、レポーターが思いやりのない、とんでもない質問をしたからだった。

「あなたはいつも変な質問をするね」彼は怒った。「それは、誰であってもカメラの前で話すことではない」

しかしイチローは、熱心にマリナーズの好転についてと、チームとして彼らが成長していることへの彼の考えを話した。

「最初に今年のチームには、才能がたくさんある」彼は言った。「実際にそれぞれの選手は、可能性を持っている。それだけじゃない。オーダーの上から下まで見ても、相手のピッチャーは打線に穴を見つけられない」

「ローテーションだって、僕らの先発はバランスが取れている。ブルペンだっていいリリーバーたちがいる。それら全部を見れば僕たちが良いチームだってわかるでしょ」

イチローもまた、センターを守ることに満足しているのは明らかだった。彼はいつも、彼と同じくらいライトを守れて、力強いヒットを打てる選手がマリナーズにいたら、いつでもライトから動くと言っていた。彼は昨年(彼が動いて)から少しも後悔していない。

「今僕は、それについて満足しているよ。だけど、最初にそのポジションに着いたとき、不安定だったのは認める」彼は言った。「僕には自信がある。だけど、僕がセンターに移ったときチームがどうやってコントロールするのかわからなかった」

「今僕は、センターでプレーしているけど、僕はそのポジションでもっと色々なことができる。それだけじゃない。このチームのレフトとライトは僕のことをよく解っているんだ。僕はこの状況に満足しているし、幸せだよ」

2008年 ニューヨーク

イチローはこのオールスターゲームで、去年とは全く違うポジションに着いた。マリナーズの選手層が厚くなっていたのだ。彼がサンフランシスコにいる間、ニュースが彼の5年間の契約延長を伝えた。この週に正式な発表があった。

今、マリナーズは最下位、アメリカンリーグで最も悪い記録だ。そしてイチローはオールスター前で最も低い打率(.304)だ。

「それは実際、今年は僕にとって本当に厳しいね。そして、チームにもね」彼は言った。

イチローは今までもオールスター前の月曜日の記者会見を、彼の考えを普段より深く掘り下げることに使っている。彼は2012年まで結んだマリナーズとの契約を結果論で考えていないと言った。

「僕が契約書にサインしたことを後悔しているかってこと?全然。一回も後悔したことなんかない」彼は言った。「今年のこれまでの結果に失望しているか?イエスだ」

マリナーズの低迷は、チーム再建の一環として、イチローのトレードを検討しているといういくつかの噂の元になったが、通常の感覚では日本人オーナーの元でそれは無いと思われた。それにイチローは、トレード拒否権を持っている。

「トレードされるチャンスだって?そのとおり、いつでもチャンスだよ。特にチームがこんな時にはね」イチローは言った。「このような状態では、そういう事を言っている人達が普通に感じる」

「個人的には、選手としてもし他のチームが、僕をほしがっていたら、他のチームが僕の価値を認めてくれたってことでしょ。それについてはありがたいよね」

「もしマリナーズが僕を必要としていないのなら、そんなことも考え始めないといけないよね。だけど、事実として僕は5年契約を結んでいるわけだし、マリナーズは昨年、僕がプレーしたいと思わせてくれた」

「僕の全体的な考えでは、僕はそんなことは望んでいない。僕が他のチームに行きたくなるなんて。だけど他の思いもあって、僕の周りのみんながそれを楽しめて、そしてメディアに話題を提供できるなら、そのことについて話すよ」

イチローは、マリナーズにいたいのかと明確に聞かれた。

「僕は、君がそれを知るために、これ以上話す必要はないと思う」彼は言った。

彼のマリナーズでの未来についての真面目な質問に対する明確な答えだ。テレビのリポータがテーブルをまたいでイチローの服をつかみ、そして聞いた。「iPodを見せてくれないか?」

イチローは笑い飛ばし、そして言った。「今までいろんな質問を受けてきて、それに答えてきたけど、あなたの行動と質問の大胆さには、感心するよ。もし、僕にあなたのような大胆さがあったら、僕はもっといい選手になれたよね」

2009年 セントルイス

私は、昨年クラブハウスの所々で起こった彼との不協和音について、今年変わったことと、認識していることを比較してほしいと彼に頼んだ。これは、そのことについて、おそらくインタビューで最も話した部分だ。

「実際に、そのこと(クラブハウスでの不協和音)について、僕はよく知らないよ。去年から今年にかけて僕が知っていることは、僕は変わっていないということ。僕は同じ人間だ。僕に何が言えるの?違う選手がきて、新しい監督がいる。 去年と同じでは無くなった。そのとおり、ジュニア、マイク・スイーニーという素晴らしい補強があった。でも、僕はなにも変わっていない。僕が変わらないで、問題がそこになければ、おのずと結果はでるよね。算数の計算みたいに。なんて言えば良いかな。僕は良い人が好きで、良い人がたくさん来た。そしてチームが良くなった」

2010年 アナハイム

ある者はそれを”イチローの公式記者会見” の言葉と呼ぶ。そして月曜日の彼は落ち着いていた。その静かな選手のことを彼は好きで、彼は苦しいシーズンの行方を掴むことに戸惑っていた。

「正直なところ、言葉では言い表せない」彼は通訳のアントニー・スズキを通して言った。「それは厳しいし、とても、とても残念だ。正直落ち込んでいる。ここで、オールスターゲームがある。やる気を出して、試合に前向きになりたいけど。だけど、シーズンをどのように過ごすかを考えたとき、ここはアナハイムだけど、とても厳しい。メディア、すべての人々がスプリングトレーニングのとき、私たちに期待したけど、その通りに行かなかった。他に言いようがないけど、きついよね、精神的に」

イチローはアナハイムでかつてのチームメイトのクリフ・リーに思いもかけずに会ったと言った。彼はこの時もう、マリナーズの選手では無かった。

「僕は彼の全てを見たわけではないけど、レンジャーズで(トレードされた次の日に)投げているクリフ・リーをテレビで見て、奇妙な感じがした」イチローは言った。

彼のトレードに対する反応を聞いた。「 正直に言って、彼がマリナーズに来たときすごく興奮した。他のチームにもたくさんの投手がいるけど、クリフ・リーを見たとき、彼は何かが違うと思った。彼は特別な投手だ。そして、僕がマリナーズで投げてほしい投手のNo,1だった。夢がかなった、そして、彼がマリナーズで投げてくれた。たった3ヶ月だったのが残念だ、本当に。これはなんだったのだろう。彼が去ったのは残念だけど、彼とプレーできて本当によかった」

マリナーズはオールスター前で35勝53敗だった。トップに15ゲーム離されていた。なぜ、リーがシアトルに長くいなかったのかこれで説明がつく。そしてイチローは、開幕前に約束したことが、できなかった事について、今後どうすれば埋め合わせできるのか説明できなかった。

「野球はとても厳しく、難しいスポーツだ」彼は言った。「実際に試合が始まるまで何が起こるのか誰にもわからない。僕はこの事を予想していなかった。でも、それはそれ。これが現実。 僕たちはこれに対処しなければならない」

もしかしたら、彼は今でも長期的に見てマリナーズを楽観視しているのかと聞いた。彼は「僕たちの選手について、未来は明るいよね。そういうふうに、試合に向き合う必要があるんだけど、僕たちに必要な考え方はチームとしての見方と、選手としての見方だね」

元記事:All-Star Game just not the same without "State of Ichiro" address The Hot Stone League  Posted by  Larry Stone  The Seattle Times
http://seattletimes.nwsource.com/html/thehotstoneleague/2015584917_all-star_game_just_not_the_sam.html?syndication=rss

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写真は、ブランドン・リーグ。今日アリゾナ・ビルトモアホテルでオールスター記者会見の最中に撮られたものだ。彼は差し迫った3人目の子供の誕生について、遠からずクリアになると信じている。彼は、恵まれたより意味のあるイベントに立ち会うため、野球のイベントを休む準備をしていた。しかし彼は、両方ともできそうだ。

私のリーグに対する最初の質問は、赤ちゃんの状況についてだった。彼の妻サーシャは、先週末フェニックスに飛んできていた。(チャーターした飛行機だ。多くの航空会社は出産の近い妊婦を乗せない)彼らは、リーグのオールスター出場が決まる前までは、シアトルで計画分娩をしようと決めていた。

今彼らは、火曜日のオールスターゲームが終わったあと一緒に飛行機で帰ってきて、水曜日にシアトルで出産する予定だ。もちろん、サーシャが持ちこたえればだ。そして、リーグは彼の指をクロスさせた。

「彼女は、本当に産気づかないんだ」彼は言った。「僕は、水曜日までにクリアできると思っているよ」

彼らは念のために、アリゾナでスプリングトレーニングの時に世話になっている医者に電話をして産科医を確保した。もしサーシャが今日か明日、産気づけば「そこに行く」とリーグは言った。「私たちはすべてカバーしている、すべてだ」

彼が言うすべてとは。リーグは取っておきの切り札を持っている。

「彼女のお父さんは、医者なんだ」リーグは言った。「もし彼が必要だと思ったら、彼が運んでくれる」

リーグの義理の父は、ファミリードクターを仕事にしている。しかし「彼はなんでもできる。彼はERでも働いていた。もし僕にトミージョン手術が必要になれば、彼に執刀してほしい」

マリナーズは、そうならないようにと願っている。

因みにリーグは、出産休暇を取るつもりは無いと言った。これは、今年から始まったMLBロスターにいる新しい父親に適用される。彼らは24時間から72時間チームを離れることができる。マリナーズの後半戦は、木曜日のセーフコ・フィールド、レンジャーズとの4連戦の初戦から始まる。その後彼らは、トロント、ボストンそしてニューヨークへ9試合の遠征に出発する。

「僕は木曜日に投げるだろう」彼は言った。「僕が(出産休暇を)取る可能性はある。だけど僕は水曜日、一日中家族と一緒にいる予定だ。義理の母が助けてくれるし。僕は夜、試合に出かけるまでは一日中家にいるつもり。僕たちは、もうすぐ長い遠征が始まる。だからできるだけ、一緒にいたいと思っているんだ」
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マイケル・ピネダより成長した人間は、ここにはいない。彼はできると感じさせる雰囲気を持っている。彼の左の奥に見えるのは、マリナーズのブルペンコーチ、ハイミー・ナバーロだ。彼はピネダが18才のとき、1Aウイスコンシンで頭角を表した頃からの教師であり親友だ。ピネダがフェニックスまでナバーロに同行してほしいと言ったのは、良い判断だった。ピネダは日曜日にチームに加えられたため、彼のドミニカ共和国にいる家族がフェニックスにくるためのビザを取るには、遅すぎたのだ。ナバーロは、ピネダはオールスターに出られることになって計画(釣りとシアトル観光)がキャンセルになって喜んでいると言った。ナバーロは12年のキャリアで、数年の良いシーズンを過ごしたにもかかわらず、オールスターに選手を送り込むことができなかった。

ピネダはまだ22才。これが彼の最初のシーズン、彼は経験を味わっている。

「オゥ、ワォ」ピネダは驚いた。「とても興奮したよ。初めてのオールスターゲームだもの。みんなだいたい3年から4年以上かかるし。僕はそこの全てを、心に刻もうと思っている」

ピネダは注目に価する成長をみせている。3月の彼は、最後まで残れるか心配していたのだ。

「本当に信じられないよ」彼は言った。「スプリングトレーニングでは、チームに残ることだけを考えていた。今日はオールスターゲームにいる。”ワォ、神様、ありがとう”だね。
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フェリックス・ヘルナンデス、実際彼は、ここでは見ているだけだ。しかし彼は、今日をすごく楽しんだ。ヘルナンデスは、数少ないスターピッチャーのひとりでありながら、火曜日には投げられない。なぜなら彼は、日曜日に投げたからだ。そして彼は、出場選手登録を入れ替えられた(ボストンのジョン・レスターと入れ替えだが、彼はDL入りしているため、すぐにトロントのリッキー・ロメロと入れ替えられた)。ヘルナンデスは、お祭りに参加することにしてここに来た。昨年彼は、アメリカンリーグのサイ・ヤング賞を受賞したが、オールスターのアメリカンリーグチームに選ばれなかった。彼は2度目のオールスターゲーム出場の機会を、一部であっても諦めきれなかった。

「俺は変だと思わない。楽しむよ」ヘルナンデスは言った。彼は明日、ユニフォームを着てベンチ入りする予定だ。「とにかく楽しみだね」

ヘルナンデスは続けた。「せっかくここに来たんだから、やっぱり投げたいよ。でもルールだから」

フェリックスは、彼の弟分の挙げた成果にとても満足しているとも言った。

「俺は本当に、彼が誇らしいよ」彼は言った。「彼は素晴らしい年を過ごしている。彼は本当に良いやつだ。若いのに、考え方がスマートだ。彼は自分が何をしているのか分かっている」

アメリカンリーグのロン・ワシントン監督はピネダに対し面白いコメントを残している。

「彼には困ったよ。フェリックスがOKを出すまで、彼は何もしゃべらないんだ」ワシントンは冗談を言った。

最後に私は、ジャイアンツのクローザー、ブライアン・ウイルソンの写真を載せないわけには行かない。なぜか?彼を見てほしい。それは日常の野球で観る情景ではない。そういう事なら、違う情景なのだろう。
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(多くの人々は、彼はおそらくブライアン・ウイルソンではないと指摘した。確かにホアキン・フェニックスみたいだ)

アメリカの俳優。早世した映画俳優、リバー・フェニックスの弟

元記事:Brandon League's father-in-law ready for All-Star save situation The Hot Stone League Posted by Larry Stone July 11, 2011 at 3:50 PM The Seattle Times
http://seattletimes.nwsource.com/html/thehotstoneleague/2015579539_brandon_leagues_father-in-law.html

ここ数週間、シアトルマリナーズは、もし彼らがオールスター休暇前、最後の7試合までアメリカンリーグ西地区の首位争いをしていれば、これらの試合は前半戦の山場になると考えていた。

何も起きなかった。

今回の遠征では、オークランドで2試合勝ったあとマリナーズは5連敗、最後は日曜日にロスアンゼルスエンジェルスに4-2で負けた。彼らが、ふらふらなのは明らかだった。 

いいスタートを切ったかに見えたフェリックス・ヘルナンデスでさえ、4連戦で打ち負かされてスイープされた43勝48敗のチームの崩壊を遅らせただけだった。

「がっかりしたよ」フェリックスは言った。「エンジェルスは良い野球をしてきた。良いラインアップだよな、トリィ・ハンター、ボビー・アブレイユ、バーノン・ウエルズ、ホゥイ・ケンドリック ・・・」

マリナーズは良い試合ができす、良いラインアップを持っていなかった。

10勝しているダン・ハーレンに対し、35才のユーティリティープレーヤー、DHのアダム・ケネディが1回2アウトから打った2点タイムリーヒットで得点しただけだった。

攻撃力、シアトルのその能力は、この1週間が典型的で、それはほぼ2011年前半も変わらなかった。

ベテランのジャック・カスト(.211)、ショーン・フィギンス(.183)、守備のスペシャリスト、ジャック・ウイルソン(.226)とフランクリン・グッディエレス(.187)らは、眼に見える働きをできなかった。イチロー・スズキ(.270)は 、これに当てはまらない。シアトルは歴史的に見ても、打撃の悪いチームなのだ。

「私達は、前半戦で勝つ方法を見つけた。だけど、誰かが活躍する姿を見たいね」エリック・ウエッジ監督は言った。「惜しい試合が多かった。選手たちにはいい経験になったよ」

「どの試合でも、競っていた」

前半戦の91試合で、50試合が1点か2点で決まった。1点の試合でマリナーズは、16勝17敗、2点の試合では7勝10敗だ。 

2点タイムリーを打ったケネディは、ヘルナンデスに2-0のリードを与えたが、それはエンジェルスに対し4回までしかもたなかった。アルベルト・カラスポにシングルヒットを許した後、フェリックスは新人一塁手のマーク・トロンボに失投してしまった。彼は今シーズン17本目のホームランを打った。

「ミスったよ。彼は見逃さなかった」フェリックスは言った。

ヘルナンデスとハーレンは投げ続けた。彼らの前に打線は沈黙するしかなかった。7イニング109球を投げ、フェリックスはマウンドを譲ったが、まだ試合は同点のままだった。

その後、エンジェルスはリリーバーのデビッド・ポーリーを打ち崩した。カラスポが2点2塁打を打ち、これでポーリーはここ3試合で2回目の失点となった。

シーズンを通して考えると、得点が3点かそれ以下の場合、マリナーズの負けを意味する。彼らは4点以下の場合16勝40敗なのだ。

「フェリックスは、フェリックスだよ」ウエッジは言った。「1球だけだ。それ以外彼らは、点を取れなかった。彼のボールはほんとうに良く動くんだ。彼はほんとうに良いスタッフだよ。彼がなぜオールスターかわかるだろ」

「厳しい試合が続く中で、今日も厳しい試合だった。僕は終わった後、選手に言ったんだ。試合のことは一旦忘れて、3日間ゆっくり休んでほしい。そして再び活力を戻して、準備して戻ってきてほしいって彼らに話した」

「休み明けの第1戦は、セーフコ・フィールドでのテキサス戦だ。準備しておくよ」

しかし、彼らの攻撃力は良くなるのだろうか?

マリナーズのチーム打率.224というのは、チームが前のバッティングコーチ、アラン・コックレルを首にした時より低いのだ。2010年彼の仕事は、アロンゾ・パウエルが引き継いだ。クリス・チャンブリスはチャレンジだと知っていて引き受けたのだ。

日曜日、チームは5本のヒットを打ち、2四球をもらった。最悪なのはランナーがスコアリングポジションにいるとき、シアトルのバッターは9打数1安打だったのだ。

この5本のヒットのうちの1本は、新人3塁手カイル・シーガーによるものだった。彼はメジャー11打席目でシングルヒットを打った。彼が目にしたメジャーリーグのピッチングは、彼が今まで見たどれよりも凄かった。

「世界中でもベストな選手が集まっているんだからね」彼は言った。「ハーレンは僕に、ファストボール、スライダー、カーブを2球投げてきた。同じ所に同じ球は絶対来なかった」

「最初のヒットは、メジャーでの第一打席と同じくらい嬉しいね。たぶん、これで少しのっていける」

クリーンアップのバッター、ジャスティン・スモーク、彼の前半戦は好不調の波があった。彼の最終週は21打数3安打、打率は.229まで下がった。しかし打点は、チームベストの43打点だ。

日曜日にウエッジが組んだラインアップでは、ケネディがヒットを打って30打点にするまで、29打点以上が誰もいなかった。

「僕は後半戦どうすれば良いんだろう」スモークは質問を繰り返した。「前半戦より、良くしないと」

彼の気持ちを分かち合えるチームメイトはいないだろう。

元記事:M's wobble to All-Star break  LARRY LARUE; STAFF WRITER Published: 07/11/1112:05 am  The News Tribune
http://www.thenewstribune.com/2011/07/11/1740593/ms-wobble-to-all-star-break.html

WASHINGTON, DC - JUNE 23: Ichiro Suzuki #51 of the Seattle Mariners looks on from the dugout during the fourth inning against the Washington Nationals  at Nationals Park on June 23, 2011 in Washington, DC.  (Photo by Rob Carr/Getty Images)

今日この国は、デレック・ジーターが3,000本安打を達成したのを見ていた。タンパベイ・レイズのデビッド・プライスからホームランを打ったのだ。

ジーターが記録を達成してすぐに、私はマリナーズの完璧な安打製造機のことを思った。私は自分に問うた。「イチローは最終的に同じになるだろうか?」私の答えは、「間違いない」だ。

現在イチローは2,345安打で、現役選手の中で10位につけている。3,000本まで残り665本だ。

ちょっとした計算をしてみよう。2011年のシーズン、イチローは206本打ったシーズンよりもヒットが少ない。10シーズンでの彼は、1シーズン平均で224本打っている。彼は、3,000本まで665本必要だ。合計の665を1シーズンの224で割ると、彼がシーズン200本以上打つとして、彼は基本的にあと3シーズンで3,000本になる。

イチローは2014年に記録を達成するようにみえ、その時の彼は40才だ。ほとんどの選手は40才までメジャーリーグでプレーできれば幸せだ。しかし、イチローは違う。

彼はキャリア中のほとんどが健康だ。彼がメジャーのシーズンで一番出場試合数が少なかったのは2009年の146試合だ。”耐久性”が彼のミドルネームだ。彼は心配しないでも、40才までプレーできる。

イチローは3,000安打では終わらず、大きく超えるだろう。彼はキャリア中、健康であることを忘れなければ40代前半まで、プレーできるだろう。

仮に言おう。2017年のシーズンまでプレーすれば、彼は43才だ。もし、彼が今までと同じ様にヒットを続けていれば、ヒットの数は3,500を超える。これは、生涯安打数で歴代トップ5に入る。ピート・ローズやタイ・カッブの仲間になる。

3,000本まで665本。それはイチローと同じ年の選手のほとんどには不可能に見える。しかし、これは問題にならない。 イチローはほとんどの選手とは違うのだ。

イチローは記録を達成することで、マリナーズの最初の公式記録達成者となる。もし、彼らが次の3年間でワールドシリーズの旗を揚げられなくても、そして、アメリカンリーグ優勝旗さえ揚げられなくても、その問題はイチローがマリナーズ選手で初めて、栄光の3,000本安打クラブ入ることができれば、それは大きな慰めの賞になる。

元記事:Could Ichiro Become the First Mariner to Join 3,000 Hit Club? By Sean Larson (Member) on July10, 2011 Bleacher Report
http://bleacherreport.com/articles/762680-could-ichiro-become-the-first-mariner-to-join-3000-hit-club 

マイケル・ピネダの人生で、最高の夜になるという期待と共に進んでいた試合が、シアトルマリナーズの敗戦という5月の終わりとは遥かに違う結果に、何かが変えさせた。

土曜日、新人右腕18回目のメジャーリーグでの先発は、ピネダの5人連続三振で幕をあけた。

このスタートは、偉大な記録の始まりかと思われた。しかし相手打線が打ち始めたとき、ピネダのそれまでの投球は、ロスアンゼルスエンジェルスが9-3で勝利するためのものになった。

何が起こった?

3回にひとつの出来事があった。審判の判定にシアトルのエリック・ウエッジ監督が激怒したのだ。正しいのか、間違っているのか、それはスコアレスゲームの転機となった。

「ハーフスイングの誤審が試合全体を変えてしまった。4点も入ってしまった」ウエッジは言った。三塁塁審のサム・ハルブロックによって退場になるまで、彼はダッグアウトにいた。

試合が終わってもまだ、ウエッジの腹は煮えくり返っていた。

6人目の打者マーク・トロンボに、ピネダはシングルヒットを打たれた。そして次の打者ハンク・コンガーへのカウント3-2からの投球だった。ピネダは低めに投げ、コンガーはそれを振ったのか、振らなかったのか。スイングに対するいつもの確認だ。

この問題を複雑にしているのは、その時トロンボが走ったことだ。ミゲル・オリーボがセカンドへ投げアウトになったかと思われた。

ハルブロックの判定は”振っていない”

四球でコンガーは一塁へ行き、トロンボは二塁へ行った。

マリナーズとピネダには、間違っているのは明白だった。

「球場にいた誰もが、彼がスイングしたのを知っている。ハルブロック以外はね」ウエッジは言った。「2アウト、ランナーなしが、ノーアウト、ランナー1,2塁になったんだ」

ダッグアウトでウエッジは、スイングを真似た。3塁の後ろで。その時ハルブロックは、彼を退場にした。

「これは重要なポイントだ。彼らをよく見てよ」ウエッジは言った。彼は90試合で3度目の退場だ。

「彼らはとんでもなく、神経質だ」

「彼がそのプレーに注意を払っていなかったとしても、誤審の言い訳にはならない」

ピネダの勝利は、ウエッジの退場と共に消え去った。最初に彼はマイク・トラウトにバントを許し、ファーストのアダム・ケネディに投げる間に1点を与えた。

「彼の足はとても速いんだ」ピネダは言う。「僕はクイックで、ツーシームを投げた」

ワンアウト後、トリィ・ハンターが今シーズン10本目となるホームランを打った。かつてのマリナーズ投手ジョエル・ピュネイロに突然4-0のリードを与たことで、ピネダは調子を崩したかに見えた。

そしてそれは、もっと悪くなった。

マリナーズは反撃した。5回にはこっそりスコアを3-4に戻した。しかし、ピネダはハンターを打ち取れなかった。彼は11号のソロホームランを打ち、今夜の彼の打点は5になった。

この回でピネダはマウンドを降りた。この試合で最悪のイニングだった。

「マイケルは少し、集中力が途切れたようだった」ウエッジは言った。「ハンターは2本打った。若い選手には、勉強になったね。これを乗り越えないと。だけどその確率は、何をするか、何をしたかによって0から90まで変わるから」

5イニングを投げて7失点、彼の防御率は3.03になった。ピネダは何を学んだかと尋ねられ、頷いた。

「審判はコントロールできない」彼は言った。「もう一回、同じことが起こっても、それは僕の試合だ」

マリナーズの5月は15勝11敗、その時点でシーズン28勝26敗だった。6月は11勝16敗、7月は4勝5敗だ。

火曜日、アメリカンリーグ西地区で首位のテキサスから2.5ゲーム差だったが、今は6.5ゲーム差だ。2位のエンジェルスからは5.5ゲーム離されている。

この試合で皮肉なのは、マリナーズの攻撃だ。エンジェルスは、12本ヒットを打っている。

違い?パワーと得点力だ。

「私たちは12本のヒットを打って3得点だ、彼らは12本で9点だ」ウエッジは言った。

エンジェルスはホームランを3本打ち、マリナーズは無しだ。

5人の選手が2回、連打を打った。新人のアクリー、グレッグ・ホールマン、カルロス・ペゲーロが入っている。イチローは2安打で、オールスター前に101本となった。彼は11シーズン連続で、オールスター前に100本以上のヒットを打っている。

マリナーズは今日、4連敗を避ける試合に挑む。そしてウエッジは、審判のハルブロックを見返してやらなければならない。明らかに彼は、なんと言ったか覚えている。もしウエッジがまだ怒っているなら、彼は一晩中クールダウンに費やしただろう。

参考記事:Mariners check out in loss LARRY LARUE; STAFF WRITER Published: 07/10/1112:05 am The News Tribune
http://www.thenewstribune.com/2011/07/10/1739617/mariners-check-out-in-loss.html?storylink=rss

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